デュオ歌唱の難しさ
東京カラオケグランプリにエントリーされた音源ですが、
比較的、デュオによる音源が多かったのが印象的でした。
とは言え、音源審査員によれば、
デュオ歌唱でエントリーされた方の多くが、「惜しい…」音源だったとのことです。
特に、音源審査で残念ながら合格とならなかったデュオエントリーについては、
「ソロエントリーなら確実に合格なのに…」という方々がほとんどだったとのことでした。
デュオの難しいところは、互いの歌声をしっかり共鳴させて一つの作品に仕上げるところ。
たとえ、個々は上手な歌い手さんだったとしても
二人の歌声がきれいに噛み合わなければ、どうしても完成度が落ちてしまいます。。
仮に、ソロ歌唱で実力をきっちり出せた歌唱を「100」としますと、
デュオ歌唱で歌って「100」を超えることはなかなか難しいものです。
よほど練習しつくされて、息もぴったりな歌唱であれば、
ソロ以上の素晴らしい出来となると思いますが、
少しでも「アラ」が入ると、ソロ以上に目立ってしまうのが、デュオの難しさです。
今回のデュオ合格者の場合は、十分に歌えているとは思いますが、
改めて、二人の息を、大会前に確認しておくと良いかもしれませんね。
本番では、素敵なハーモニーを期待しています。